米小売各社が発表した6月の売上高によると、ガソリン価格や住宅市場の低迷に対する懸念が消費を鈍らせていることが示された。メーシーズなどの百貨店、アン・テイラーなどの衣料品店は市場予想を下回った一方で、ウォルマートなどのディスカウントストアは健闘した。
売上高は一部のアナリストが予想したいた程には悪くなかったが、それでも低い水準であり、今月始まる新学期のショッピングシーズンにとって良い兆しとはいえない。6月は小売各社が秋物商品への入れ替えのために夏物商品を一掃する、1年の中で2番目に重要な月である。
国際ショッピングセンター協会によると、小売50社の6月の既存店売上高は2.4%増で、前年同期の3.0%増を下回った。2月からの減速傾向が継続している。
消費者が食品やガソリンへの支出増を強いられているため、衣料品や家庭用品への圧力が高まっている。依然として低迷している住宅市場も消費を鈍らせた。一方、衣料品は、マストアイテムが欠如していることや、アップルのiPhoneといった電子製品との競合という問題にもぶつかっている。
最大手のウォルマート・ストアーズ(Wal-Mart Stores)は既存店売上高が2.4%増で、トムソンファイナンシャル調査によるアナリスト予想の0.8%を上回った。同社は、積極的な値下げ戦略が売り上げを牽引したと述べ、新学期シーズンにはさらに積極的な価格攻勢を仕掛けていくとした。同社によると、雑貨に比べて食料品の売り上げが堅調に保たれているが、例外が薄型テレビ、MP3プレイヤー、ゲーム機などのエンターテインメント製品だったという。家庭用品・衣料では苦戦を強いられた。
各社の既存店売上高は、ディスカウントのターゲット(Target)は市場予想と一致する3.3%増、同業のTJXは市場予想の3.3増%を上回る5%増だった。百貨店のメーシーズ(Macy's)は0.8%減の予想を上回る2.7%減、同業のJCペニー(J.C. Penney)は3.6%減の市場予想だったが1.5%減にとどまった。女性服のアン・テイラー・ストアーズ(AnnTaylor Stores)は4.7%減の市場予想を上回る8.4%減、衣料品のギャップ(Gap)は市場予想4.6%減を上回る5.0%減だった。
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